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2013年10月13日 (日)

クマシンポジウムに参加して

 また長くブログを放置してしまいましたが、今日はご報告です。
 先週の土曜日(10/5)、大分市で開催されたシンポジウム「九州のツキノワグマは絶滅したのか?」(日本クマネットワーク主催)に参加して来ました。
 このシンポジウムは、日本クマネットワーク(JBN)が全国規模でクマの状況をまとめる事業の中で九州を取り上げた中で特に昨年と今年実施した祖母山系でのクマ調査を踏まえて、一般公開で開催されたものです。
 JBNが独自に行った現地調査では手がかりが得られなかったものの、古い資料から得られたDNAの分析で、九州のクマの遺伝的特性がおぼろげながら見えて来た(西中国地方のクマのそれに近いことが判明)ことが報告されました。
 私の方からはここ数年間のものを中心に地元での目撃情報について報告したり、地元の対応やマスコミとの協力関係について九州のクマ問題に特有の事情をお話ししたりしました。また、現在一緒にカモシカの調査に取り組んでいる動物学者・安田雅俊博士から提供して頂いた「正体不明の黒い大型獣」の写真は注目を集め、クマの可能性を否定する意見は出ませんでした。

(写真追加します)
Kumamons

 個人的に印象的だったのは、大分県のレッドデータブックの編纂に関わり、ツキノワグマの状況を「野生絶滅」と判断したご本人の話を聞いたり直接意見交換ができたことです。立場の違いはあれ、案外「思い」は近い所にあることを知りました(もちろん、それでも私は「情報不足」が妥当だと主張しましたけどね)。

 何はともあれ、九州に全国から第一線のクマ研究者が集い「九州産クマ問題」に取り組んで下さったという事実それ自体、また現地調査からは手がかりが得られなかったにもかかわらず「九州のクマはこのまま『絶滅』で良い」という人はひとりもいなかったこと、皆から今後の調査についてアドバイスや激励を頂いたこと…僕的には手応えは十分でした。十数年前に僕が単身クマ問題と向き合い始めた頃には考えられなかったところまで来ました。JBNの九州クマ調査がもたらした成果は大きかったと確信しています。

日本クマネットワーク


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