2013年11月 1日 (金)

アライグマ確認

 この高千穂にもアライグマが存在していることが確認されました。「アライグマ ラスカル」のアレですよ。「かわいい…」なんて言ってる場合じゃ無いっす。特定外来生物…要するにタチの悪い余所者生物です。農業被害は結構深刻ですのでご注意ください。九州では北部から徐々に南下しているらしく、すでに大分県でもかなり被害が出ているようです。
 宮崎県では2011年に椎葉村の九州大学演習林にて研究者が撮影したのが初確認だったのですが、その後の情報がないままでした。で、第2報になったのが今春、私の友人の研究者が高千穂町岩戸!で撮影したものでした。やっぱ、入って来たか!!って感じでした。
 そして、この秋。大変残念な事ですが、私自身が第3報となるアライグマの写真を撮影しました。やはり高千穂町岩戸です。
 第2報、第3報ともに速やかに町役場農林振興課に連絡しましたが、関係者にはかなりショックを与えたようです。
 私のお目当てはあくまで「クマ」なんですが、このアライグマについてもできるだけ調べたいと思っています。
Cs

 参考資料として、環境省が配布しているアライグマ対策マニュアルにリンクします。
http://www.env.go.jp/nature/intro/4control/files/manual_racoon.pdf

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2013年10月13日 (日)

クマシンポジウムに参加して

 また長くブログを放置してしまいましたが、今日はご報告です。
 先週の土曜日(10/5)、大分市で開催されたシンポジウム「九州のツキノワグマは絶滅したのか?」(日本クマネットワーク主催)に参加して来ました。
 このシンポジウムは、日本クマネットワーク(JBN)が全国規模でクマの状況をまとめる事業の中で九州を取り上げた中で特に昨年と今年実施した祖母山系でのクマ調査を踏まえて、一般公開で開催されたものです。
 JBNが独自に行った現地調査では手がかりが得られなかったものの、古い資料から得られたDNAの分析で、九州のクマの遺伝的特性がおぼろげながら見えて来た(西中国地方のクマのそれに近いことが判明)ことが報告されました。
 私の方からはここ数年間のものを中心に地元での目撃情報について報告したり、地元の対応やマスコミとの協力関係について九州のクマ問題に特有の事情をお話ししたりしました。また、現在一緒にカモシカの調査に取り組んでいる動物学者・安田雅俊博士から提供して頂いた「正体不明の黒い大型獣」の写真は注目を集め、クマの可能性を否定する意見は出ませんでした。

(写真追加します)
Kumamons

 個人的に印象的だったのは、大分県のレッドデータブックの編纂に関わり、ツキノワグマの状況を「野生絶滅」と判断したご本人の話を聞いたり直接意見交換ができたことです。立場の違いはあれ、案外「思い」は近い所にあることを知りました(もちろん、それでも私は「情報不足」が妥当だと主張しましたけどね)。

 何はともあれ、九州に全国から第一線のクマ研究者が集い「九州産クマ問題」に取り組んで下さったという事実それ自体、また現地調査からは手がかりが得られなかったにもかかわらず「九州のクマはこのまま『絶滅』で良い」という人はひとりもいなかったこと、皆から今後の調査についてアドバイスや激励を頂いたこと…僕的には手応えは十分でした。十数年前に僕が単身クマ問題と向き合い始めた頃には考えられなかったところまで来ました。JBNの九州クマ調査がもたらした成果は大きかったと確信しています。

日本クマネットワーク


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2012年6月10日 (日)

JBNの九州クマ調査

このブログではすっかりアナウンスのタイミングを逸してしまいましたが、日本クマネットワーク(JBN)という団体による九州クマ調査が8-10日に祖母傾山系で行われ、私も参加して来ました。
この調査は、九州以外の各地でクマの研究活動している会員たちに集まってもらい、集中的な調査をやってみよう、というものです。九州でこのような調査が行われるのは、1988-89年に環境庁が調査団を派遣して以来、実に約四半世紀ぶりということになります。
その様子はすでに一部で報道されているようですし、これから追々取り上げられることも増えてくるでしょう。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/306856

調査は数人ずつグループに分かれて山中を歩いて廻り痕跡を探すのと同時に無人カメラ設置して来ました。痕跡については「間違いなくクマ!」と言えるようなものは見つからずちょっと残念でしたが、これはある程度予想されたことで、痕跡なんてそうそう見つかる物ではない、ということは皆が口を揃えていました。無地カメラのほうに期待したいと思います。
それでも山や森の様子を見た皆さんから「本州ならクマがいてもおかしくない森」「少数のクマなら十分暮らして行ける環境」など肯定的な乾燥が多く聞かれたのは単純に嬉しく思いました。
今回私は、調査の中心ではなく、いち会員として参加し、主に他の参加者を宮崎県側に案内する役割でした(調査現場の多くは大分県側でした)。そして、多くのメディアが強い関心を寄せて取材が殺到した事実も合わせ、もはや「クマ探し」は僕の個人的な話ではなく、ずいぶんとメジャーになったものだとひしひしと感じています。

調査結果の詳細に付いてはJBNから後日正式な発表があるかと思います。
http://www.japanbear.org/cms/

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2012年1月13日 (金)

ご挨拶とお知らせ

みなさま、明けましておめでとうございます(遅!)。
今年は喪中でもないのに年賀状をサボってしまいました。年賀状を頂いた皆さん、ごめんなさい。
とりあえず、僕も家族もなんとか生きております(年始早々、扁桃炎でダウンしたのは私ですが)。

いくつか書くべき事もありますが、とりいそぎ一件。
明日発売予定の登山雑誌「山と渓谷」2012年2月号で九州産クマ問題が取り上げられます。昨秋のクマ騒動を受けてのことで、担当記者自ら入山した現地レポートや私を含めた関係者のコメントなどが紹介されているはずです。興味のある方はぜひ読まれて下さい。



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2011年12月13日 (火)

日本クマネットワークが視察(予定)

 以前にもここでご紹介したことがありますが、僕自身クマ探しを始めた当初から会員である日本クマネットワーク(山崎晃司代表)という全国組織があります。主にクマ研究者や行政などでクマ被害対策などに関わっている専門家たちからなる組織です。僕はこれまで祖母山系で信頼性の高いクマ情報があるたびに、このネットワークを通じて全国の専門家に情報を発信し、また彼らからの意見やアドバイスを受けてきました。
 この組織の面々が、近年九州のクマ問題にも強い関心を示してくれるようになり、その調査活動にのり出すことになった話もすでにこちらのブログでご紹介したところです。そしてこの調査プロジェクトの開始にタイミングを合わせたかのように、先の祖母山でのクマ遭遇が起こりました。これを受け、同ネットワークの山崎晃司代表ら数名が今月中に祖母山系を視察しに来られることが決まっています。全国区のクマ研究者が九州のクマの調査のために来訪するのは、私の知る限り、1987年の「疑惑のクマ」(近年になり「持込みクマ」と確認)騒動の後(88-89年)当時の環境庁が送り込んだ調査団以来のことだろうと思います。
 この視察や調査プロジェクトの結果、専門家たちからどのような見解が示されることになるのか、今の僕にはまったく分かりません。ただ、従来登山家など一般の愛好家たちばかりが調べては訴え続けて来た九州産クマ問題の歴史の中で、重要な転換点になることは間違いないでしょう。僕自身、10年かかってやっとここまで来た、という感慨があります。これからも僕と日本クマネットワークの活動を応援してやってください。

(マスコミ各社の皆様へ)
 今回の視察に関して取材の希望をすでに多く頂いています。僕としても上記のような意義のある場面であり何らかの対応をすべきと考えていました。しかし、同行を希望するメディアが多数に及ぶこと、視察スケジュールがタイトであること、冬期の入山を含むで行程に様々な不安要素があることなど勘案しつつ先方と調整を行った結果、今回の視察中のマスコミ取材はお断りするということになりました。大変申し訳ありませんが、ご了承ください。なお、日本クマネットワークとしては視察後にそのホームページを通じ、何らかのアナウンスを行う予定であるとのことです。

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2011年11月12日 (土)

テレビ番組のお知らせ(九州各地)

またまたテレビ番組のお知らせです。今度こそクマネタです。

九州朝日放送制作
「ドォーモ」
深夜の情報バラエティ番組です。私も結構バラエティノリで登場するかと。ま、深夜番組ですのでみなさん無理はなさらずに。

九州各地での放送ですが、残念ながらご当地宮崎では地上波放送がありません。ケーブル放送などが視聴できる方は下記の局のいずれかでお楽しみください。

KBC 九州朝日放送/NCC 長崎文化放送/KAB 熊本朝日放送/OAB 大分朝日放送/KKB 鹿児島放送

14日 月曜日 深夜0:15-1:15(厳密には15日火曜日の未明、ってことです)
http://www.kbc.co.jp/tv/duomo/

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2011年11月 4日 (金)

クマに注意/情報提供のお願い

このところ、先月のクマ騒動後の報道熱も少し冷めた感があります。やっと静かに調査などできそうですが、ぐずついた天候が続いているのと、いまだに愛車が戻らないため、ちょっとくすぶっています。
で、下記のような文書を作り配布をしていくことにしました。随分以前にも似たようなチラシを作ったことがありましたが、今回の騒動を受けて新たに作り直しました。
なお、PDF版が下記でダウンロードできます。もし配布や掲示にご協力して頂けるなら、ぜひともお願いいたします。
大(A3サイズ)
小(A4サイズ)
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九州の山でもクマに注意
情報提供のお願い

 テレビや新聞で話題になりましたのでご存知の方も多いかと思いますが、2011年10月14日、大分県の祖母山から大障子岩に至る尾根道(標高約1400m)で、登山者がクマと思われる大型動物と至近距離で遭遇する騒ぎがあり、周辺自治体が登山者への注意を呼びかけています。
 祖母・傾山・大崩山系では以前から信憑性の高いクマ目撃情報が繰り返し報告されており、クマ類と思われる未確認の大型動物が生息している可能性があります。また、九州山地でも国見山付近で同様の未確認情報があります。これらの「クマ」が、絶滅したとされる九州産ツキノワグマの生き残りなのか、あるいは他所からの持込まれたクマ類(外国産の他種の可能性を含む)なのかは今のところ不明ですが、いずれにせよ実態解明は緊急の課題ですし、入山時の注意は必要です。
 つきましては、登山者の方々には下記の通り注意とご協力をお願いいたします。

(1)クマとの遭遇を避けるため、単独で入山される場合(特に登山客の少ない平日)は鈴などを身につけるか、時々笛を鳴らしたりポール(ステッキ)で音を立てるなどして、クマに音で自分の存在を知らせるように心がけて下さい。
(2)複数で入山される場合、おしゃべりをしたり声をかけ合うなどしていれば心配はないと思われますが、不安なら(1)同様、鈴などを携行して下さい。
(3) 登山時・野営時に発生するゴミ(特に生ゴミや食べ物の包装)は絶対に山中に捨てないでください。間接的な餌付けとなり、クマの「人慣れ」を招く恐れがあります。
(4)不用意にクマを探そうとしたり、エサでおびき寄せようとしたりするのは、ご本人ばかりか他の登山客・住民を危険に陥れる可能性がありますので、絶対に止めて下さい。
(5)もしクマと遭遇したら、目をそらさず、ゆっくりと後ずさりして離れて下さい。背中を向けて走って逃げるのはかえって危険です。
(6)クマを目撃したら地元自治体(市町村)に通報して下さい。
(7) 栗原智昭(MUZINA Press/日本クマネットワーク会員)は九州のクマ情報の集積・調査を行っています。クマを目撃された方はぜひご一報ください(個人情報の保護には最大限配慮いたします)。特に一部の報道で紹介された10月17日にクマを目撃した男性を探しています。

栗 原 智 昭 (MUZINA Press/日本クマネットワーク会員)
電話/Fax 0982-73-2525  携帯電話 090-7466-8181
〒882-1621宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1275
e-Mail: tomo.kurihara@nifty.com
ホームページ「自然派宣言!」/ブログ「高千穂日記」

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2011年10月30日 (日)

テレビ番組のお知らせ(再)

先日、今回のクマ目撃に関する放送予定が延期になっていたテレビ番組ですが、明日31日に放送の予定が組まれたそうです。ただし、当日の事件・事故の状況等によっては再度の変更もありえます。

TBS系列(宮崎県内であればMRT)
 お昼の時間帯(地方によって少し枠が異なるようです) 
 情報番組「ひるおび」

全国ネットですので、多くの皆さんにご覧頂けるかと思います。

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2011年10月25日 (火)

栗原が山に入らない理由

 先週後半、クマ騒動の影響で連日大忙しだった僕ですが、マスコミ各社がお休みの日曜日を境にマスコミからの問合せも無くなり、急に静かになりました。全国ネットで放送予定だった番組も海外を中心に大きなニュース(カダフィ死亡とかトルコの大地震とか)あったこともあるのでしょうが、内容変更でクマネタは延期となりました。これが放送されるとまた反響があるのでしょうが、あまり時期がずれるとそのままボツってこともあるんじゃないかと思ってます。
 また僕自身も周囲は「栗原はいま山に通って(あるいは、こもって)クマを狙っているはず!」と思っている人が多いようで「忙しいでしょう?」とよく聞かれますが、実は先週19日の入山以降、山に入ってません。だって、あの一件以降マスコミだけでなく、クマ狙いの写真家あるいは登山家と思われる人たちが祖母山に相次いで入山したようです。そんなに人が押しかけたら、出るものも出やしません。本当は静かにしておいて欲しいんですけどね。
 ま、入山していないのには他にも訳があって、山の高標高部分のほとんどを占める国有林で本格的な調査(無人カメラを仕掛けたり)をする場合、実は林野庁の出先機関である森林管理署(昔で言う営林署)から「入林許可」なるものをもらう必要があります。以前調査に入っていたころにはちゃんと頂いていたのですが、最近の活動再開時には低標高の民有地から調査を始めることにしていたので、この許可を取っていなかったのです。で、今回の目撃情報を受けて、改めて許可申請を行うことになりました(手続き済み)。許可が出て本格的な調査が始まるのは11月に入ってからでしょう。
 実はもう一つ困っている問題があります。実は23日(日)の早朝、いつものように国見ヶ丘に(雲海撮影と雲海目当ての観光客相手の商売のために)向かっていた時、愛車のジムニー(JA11…16.5万キロ)が不調を起こし、一旦帰宅後、整備工場まで運転して行った所、即時ドクターストップ&入院となりました。いつの間にかラジエターホースが破損しており、エンジンがオーバーヒートを起こしたそうです。古い車に乗っているのに点検を怠った僕が悪いんですが、ともかく重傷で1週間くらいは退院できそうにありません。借りた代車が僕のジムニーにも劣らないポンコツ(失礼!)の軽乗用車で、山や遠出にはとてもデンジャラス。やっぱりフィールド屋としては「腐ってもジムニー」です。
 それにしても修理代と近々受けなきゃいけない車検代が頭痛い。いくら調査予算がついたと言っても、これはさすがに自腹だしなぁ。トホホ、どなたかスポンサーになってちょーだい。

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2011年10月23日 (日)

テレビ番組のお知らせ(←訂正)

今回の祖母山でのクマ騒動に関連し、下記の番組中で私の見解などが放送される予定です。いきなり全国ネットなので、多くの皆さんに見て頂けるかと思います。

テレビ番組の放送予定をお知らせしていましたが、局側から放送延期になったとの知らせがありました。また決まりましたら告知いたします。あしからずご了承ください。

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